独ベイヤーダイナミックが韓国アステル&ケルンとコラボレーションして開発したダイナミック型イヤホンがAK T8iEになる。ベイヤーダイナミックのヘッドホンの上位モデルで採用されているテスラテクノロジーをダイナミック型イヤホンに採用していることが特徴として挙げられる。

AK T8iEはドイツのベイヤーダイナミックの工場で生産され、正真正銘のメイド・イン・ジャーマニーとなっている。コンパクトで軽いボディに、ダースベイダー型と言われているイヤーピースが付き、そこからはまるで同社のヘッドホンT1 2nd Generationのような音を奏でてくれる。

このイヤホンのポイントはダースベイダー型のイヤーピースにあると思う。低音がしっかりと出るため、SHUREやJVCのスパイラルドットのようなイヤーピースでは低音が強く鳴りすぎて正確な音を奏でなくなってしまう。このダースベイダー型のイヤーピースはきちんとフィットするが、程よく音を逃がす性質があり、それがセミオープン型のT1 2nd Generationで音楽を聴いているのと同じような音の抜けの良さを実現している。

ただ、欠点もあり、イヤーピースが外部音を遮断しないため、外で音楽を聴くのには向かない。

ベイヤーダイナミックの音が好きなら間違いなく、ヘッドホンはT1 2nd Generation、イヤホンはAK T8iEという組み合わせがベストだと思う。

高音域 ★★★
中音域 ★★★
低音域 ★★★
解像度 ★★★

Astell&Kern テスラドライバー搭載イヤホン AK T8iE ブラック AK-T8IE-BLK