アコースティックエフェクト(通称アコエフ)は、国産にこだわる日本の新興イヤホンメーカー。ヤシマ電気のシングルBAドライバーを搭載したカナル型イヤホンを4機種販売している。型番のYSMはYASHIMAの略かとすぐに気づいたぐらいだ。

YSM-01

シングルBAらしい音の鳴り方で高音域が美しい。Ortofon e-Q7と同じBAユニットを使っていると言われているだけあって音は非常に似ている。

高音域 ★★★★
中音域 ★★★★
低音域 ★★★
解像度 ★★★★

YSM-02/S

YSM-01で使われているBAユニットに純銀ボイスコイルを使った改良版を搭載している。シングルBAらしさがなくなり、低音もしっかり出ている。高音域から低音域までバランス良く音がなっている。

高音域 ★★★★
中音域 ★★★★
低音域 ★★★☆
解像度 ★★★★

YSM-03/R

YSM-01の姉妹機でケーブルが着脱式になっている。ノーマルケーブルのままでも不思議とYSM-01よりも音が良く感じる。

リケーブルしてNW-ZX2とグランド分離で接続してみる。低音の量が増え、ノーマル接続よりも音がしまって聴こえるが、それほど大きな変化はない。

シングルBAの低音が鳴り過ぎない美しい高音域が好きな人にはYSM-03/Rがおすすめだが、個人的にはYSM-02/Sの方が好きだ。

高音域 ★★★★
中音域 ★★★★
低音域 ★★★☆
解像度 ★★★★
NW-ZX2とグランド分離接続での評価

YSM-04/RS

YSM-02/Sの姉妹機でケーブルが着脱式になっている。こちらもやはりYSM-02/Sよりも音が良く感じる。

YSM-03/Rと同じくリケーブルしてNW-ZX2とグランド分離で接続してみる。音のクリアさと低音の量が増え、ノーマル接続よりも音が良く感じる。 

少し前に色々なメーカーのシングルBAイヤホンの聴き比べをしたが、このYSM-04/RSに搭載しているシングルBAドライバーを超えるものを知らない。Ortofon e-Q8やGrado GR10eも同じ純銀ボイスコイルのシングルBAドライバーを搭載しているが、バランス接続できるのはアコエフのYSM-04/RSのみだ。

シングルBAの最高峰は紛れもなくアコエフのYSM-04/RSで決まりだ。

高音域 ★★★★☆
中音域 ★★★★☆
低音域 ★★★★
解像度 ★★★★☆ 
NW-ZX2とグランド分離接続での評価 

・Acoustic Effect
http://www.ac-ef.jp/