SONY ウォークマン Zシリーズ メモリータイプ 64GB ブラック NW-Z1070/B
SONY 密閉型インナーイヤーレシーバー XBA-4SL XBA-4SL
ソニーが12月に立て続けに新製品を発売した。ウォークマンの完成形ともいえる最上位モデルWalkman Zシリーズとバランスド・アーマチュア・ドライバー搭載の最上位イヤホンのXBA-4SLだ。
何時でも何処でも良い音質で音楽を楽しみたい自分にとってこのウォークマンZシリーズとバランスド・アーマチュア・ドライバー搭載のXBA-4SLは正に最強の組み合わせだ。個別にこのふたつの製品についてレビューをしたが、第一印象を重視していたあまり、一部誤った評価もある。それはXBA-4SLの評価の部分だ。
NW-Z1070/BにXBA-4SLを接続して何日か音楽を聴いてみてこのイヤホンの凄さ、素晴らしさに気付かされた。XBA-4SLで初めて音楽を聴いた時に感じた音の違和感というのはこのイヤホンが奏でる音の情報量の多さに原因があることがわかった。自分は10月下旬にSHURE SE535 Special Edition(SE535LTD-J)を手に入れてからそればかり使っていた。そして世界で一番素晴らしいイヤホンはSE535LTDだと思っていた。だからこそ、XBA-4SLは趣味の一環で手に入れて聴いていたし、それほど期待はしていなかった。ソニーのイヤホンのレベルがここ2、3年で大きく飛躍していることは認めていたが、SHUREを超えることはできないだろうと決めつけていた。このXBA-4SLが奏でる音の情報量、クリアさは凄いものがある。ここ数日、XBA-4SLで音楽を聴き、久しぶりに比較のためにSHURE SE535 Special Edition(SE535LTD-J)を聴いてみた。SHURE SE535LTDの方がバランスが良く、いわゆるモニター的な音作りだが、音の情報量では残念ながらXBA-4SLに負けている。XBA-4SLの素晴らしいところがもうひとつある。それは音の情報量が多く、ひとつひとつの楽器の音をクリアに立体的に奏でることができるので、古い録音であまり音が良くないと感じていた音源が全く違うもののように聴こえることだ。音がクリアで立体的になるのでまるでリマスターしたかのように感じる。
それにしてもウォークマンZシリーズに搭載されているS-Master MXのデジタルアンプは凄い。これで音楽を聴いてしまうとiPhone 4Sで音楽が聴けなくなってしまう。そこにXBA-4SLを繋げれば今まで聴いたことがない音楽を楽しめる。XBA-4SLは音が作られ過ぎているという評価もあるが、自分はあまりそう感じない。もしかするとこれが原音に忠実なのではと思うぐらい素晴らしく楽しい音楽を奏でてくれる。迷っているなら是非購入することをおすすめしたい。
ウォークマンもイヤホンもまだまだ進化して音が良くなっていくのだろうか。いつになれば良い音を探す旅は終わるのかまだ先が見えない。
SHURE 高遮音性ハイエンドイヤホン SE535SpecialEdition SE535LTD-J
SONY ウォークマン Zシリーズ メモリータイプ 64GB レッド NW-Z1070/R