今回はCampfire AudioのAndromedaのレビューをしたいと思う。今、人気が高く、すぐに手に入れられないイヤホンのひとつだと思う。ハンドメイドの米国製のため制作数が少ないというのも理由だろう。

Andromeraは100人が視聴をしたら100人が良い音だとすぐに感じるような音作りに感じる。いつも聴いてるはずの音楽なのだが、煌びやかな高音域と中音域に程よい低音域が交わる絶妙なバランスに、思わず音楽を聴きながらニヤケてしまう。

UE18+Proと聴き比べて感じたことだが、Andromedaはアルマイト加工のアルミニウム筐体のため音に響きがある。それに対してUE18+Proは樹脂の筐体のため響きが少ない。この点が音のクリアさに違いとして表れている。Andromedaも十分な解像度なのだが、UE18+Proと聴き比べると若干だが音が濁っている。(このレベルの違いは真剣に聴き比べないとわからない)

Andromedaを手にしてしまうと、大抵のイヤホンの音はつまらない音に感じてしまうようになるかもしれない。それぐらい不思議な魅力のある音作りになっている。

Campfire AudioのフラッグシップモデルはVEGAとAndromedaになるが、VEGAの音作りは難解な部分があるのでどちらを購入するか迷った時はAndromedaを選べば良いと思う。

長所でもあり、欠点でもある点として、AndromedaはSHURE SE846以上に感度が良いので音量は取りやすいが、その反面、ノイズ対策が不十分なDAPでは感度が良いのでノイズを拾いやすい。例えば、AR-M2ではノイズだらけで聴くに堪えない。(オプションの抵抗入りケーブルが必須)ノイズの少ないNW-WM1ZやZX2などのDAPが必須になる。

高音域 ★★★ 
中音域 ★★★ 
低音域 ★★★★ 
解像度 ★★★

Campfire Audio ANDROMEDA CAM-4808