Ultimate EarsのフラッグシップモデルUE18Proが7年ぶりモデルチェンジし、UE18+Proとして登場したので早速購入してみた。

Ultimate Earsによると、UE18Proというネーミングには「UE11Pro+UE7Pro」という意味があるらしい。そこに今回、UE Reference Remasteredで開発された2基のTrue Tone Driversが組み合わされ、UE18+Proとネーミングされたらしい。当初はUE18Pro Remasteredというネーミングも検討されたようだが、UE Reference Remasteredと混乱するという懸念もあり、UE18+Proとなったようだ。

UE18+Proの音を聴いてすぐに感じたことは、UE Reference Remasteredの音作りに強く影響を受けていることだ。UE18Proの特徴である低音域のエネルギッシュさはそのままに高音域と中音域にはUE Reference Remasteredの音のクリアさが組み合わされている。それでいて6BAドライバーということがあり、UE Reference Remasteredで感じた音の細さは全く感じない。

ひと昔前のモニターライクの音作りというと、高音域から低音域までフラットと言いながら低音域は弱いのが普通だった。現代的なモニターライクの音作りというのは、UE18+Proのような低音域もきちんと出ていてそれでいて高音域と中音域もしっかり出ているものに変わりつつあるのではないかと感じている。

UE18+Proは音の解像度が高く、クリアな音に感じるのだが、不思議と刺さるようなキツい音は出さない。音が柔らかい、優しいと感じるのだが、Campfire AudioのVEGAのように音がこもってるようには聞こえない。この音に慣れてしまうとSHURE SE846やCampfire Audio Andromedaの音は刺激的に聴こえてしまう。

音の定位もUE18+Proは優れている。普段聴いていた音楽に音の広がりや奥行きが生まれ驚かされる。

UE18+Proを購入するにあたって気をつけないといけないことがある。ノイズ対策として抵抗が増えているのでボリュームが取りにくい。ボリュームだけで云うとCampfire AudioのVEGAと同等だ。しかし、VEGAのように鳴らしにくい、アンプを選ぶということはないが、ポータブルDAPは必須だろう。(UE18+ProをiPhone直挿しで使う人はいないと思うが)

UE18+Proは間違いなく自分にとってのNo.1のイヤホンなのでイヤホンスパイラルがどこに向かえばいいのかわからなくなった。次は待望のbeyerdynamicのXelento Remoteというのは決まっているのだが。

高音域 ★★★
中音域 ★★★
低音域 ★★★★
解像度 ★★★