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8月10日に発売が予定されているソニーモバイルコミュニケーションズのXperia SXだが、8月9日発売予定のXperia GXと並んで人気を博しているようだ。大手家電量販店やドコモショップなどで予約打ち切りが相次いでいる。 

Androidスマートフォンの誕生から数年は海外メーカーの独壇場だった。それが最近では国内メーカーも開発力を付け、海外メーカーと同じ土俵で戦えるだけの力を付けてきた。

特に韓国のサムスンの場合、自社でCPUやメモリを製造できるという強みがあり、最先端のハードウェア構成でスマートフォンを投入することで高いシェアを取ってきた。それがLTE時代になり、Qualcommにチップセットを依存する状況になったこともあり、思うようにサムスンの強みを出せていない。

使えるハードウェアが同じであれば日本メーカーの開発力は凄い。ここ数年で蓄積した技術力でデザインやスペックで海外メーカーに見劣りしない、むしろ優れているスマートフォンを次から次へと発売している。その代表格がXperiaであり、日本のお家芸でもある高性能をコンパクトに作り込んだのがXperia SXだ。100gを切る筐体にLTEやワンセグ、おサイフケータイまで詰め込んだのは驚愕に値する。

しかし、残念ながらXperia SXやXperia GXは供給数が限られているという噂もあり、ほとんどの販売店で予約受付が終了しているという状況だ。NTTドコモにとってはソフトバンクやauを巻き返すチャンスでもあり、販売数を増やしたいという思いもあるようだが、Qualcommのチップセットの世界的な供給不足と重なり、順調ではないようだ。

GALAXY S2 LTEをXperia SXに機種変更するのはしばらく先になりそうだ。