Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 28-300レンズキット D800LK28-300
Nikon デジタル一眼レフカメラ D800 28-300レンズキット D800LK28-300

ニコンは35mmフルサイズのデジタル一眼レフカメラD700の後継機種となるD800を発表した。発売は2012年3月22日の予定。

新開発の有効3,630万画素のCMOSセンサーを搭載し、光学ファインダーは視野率100%となり、フルHD動画撮影(1,920×1,080 30p)にも対応するなど、D700から大幅に進化した。

画像処理エンジンはEXPEED 3となり、EXPEEDと比較して約22倍の処理能力になっているという。常用感度はISO100-6400、拡張感度は最低ISO50、最高ISO25600となっている。

91,000ピクセルのRGBセンサー、アドバンストシーン認識システム、3D-RGBマルチパターン測光III、アドバンストマルチCAM 3500FXオートフォーカスセンサーモジュールなどのD4と同様の機能も盛り込まれ、光学ファインダー時の顔認識も行えるようになっている。

位相差オートフォーカス時のフォーカスポイントは最大51点で、15点がクロスセンサー、11点はF8まで対応している。

 AFエリアモードは、シングルポイントAF、ダイナミックAF(9点、21点、51点)、3D-トラッキング、オートエリアAFのいずれかを利用できる。3D-トラッキングは追随性能が向上したという。

ファインダーの視野率は約100%、倍率は約0.7倍となっている。

メモリーカードは、CF(コンパクトフラッシュ UDMA7対応)とSDメモリーカード(UHS-I対応)のダブルスロットになっている。

約92万ドットの3.2型の液晶モニターを搭載し、表面部分には強化ガラスが採用されている。

D700からD800になり、外観の大きさはほとんど変わりないが、重さは約995gから約900gと軽くなっている。

D700は素晴らしいカメラだったが、機動力を重視するようになったのと、APS-CサイズのCMOSセンサーでもD700に匹敵する写りが技術の進歩で可能になり、手放してしまった。今でも35mmフルサイズの光学ファインダーを覗いた時のワクワク感は忘れられない。

D800は素晴らしいスペックで登場したが、ひとつ意見を述べると画素数を有効3,630万画素まで高めるならフルHD 60pの動画撮影への対応を優先して欲しいと思った。キヤノンの5D Mark IIの後継機種の発表も近いかもしれない。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D800E
Nikon デジタル一眼レフカメラ D800E