NEX-7K ソニー デジタル一眼カメラ ズームレンズキット
NEX-7K ソニー デジタル一眼カメラ ズームレンズキット

予約していたNEX-7のズームレンズキットが手元に届いた。NEX-7の発売がタイの洪水の影響で延期になり、我慢できずにNEX-5Nを購入していたのでそれとの比較でNEX-7のファーストレビューを書いてみたい。

NEX-7はミラーレス一眼レフカメラNEXシリーズのフラッグシップモデルとしての位置付けで登場した。

手にした瞬間に感じたことはボディの作りに高級感があり、所有欲を満たしてくれるクオリティーになっているということ。 NEX-7にCarl Zeiss Sonnar T* E 24mm F1.8 ZA(SEL24F18Z)の装着してみると、かつてのフィルム一眼レフカメラの名機CONTAX S2bを手にした時と同じような感覚に陥った。

NEX-7の魅力はデザインだけでなく一眼レフカメラ並みに様々な操作が行えるということだ。NEX-C3やNEX-5Nと異なり、右手親指で操作できるTri-Dial Naviを2つ搭載し、初期設定では左側のダイヤルが絞り設定、右側のダイヤルが露出補正設定となっていて、撮影対象に応じてすぐに設定変更できるようになっている。

そしてもうひとつの魅力はXGA有機ELファインダーを搭載していることだ。今まで電子ビューファインダーというのは映像の応答速度が遅く、残像が残り、解像度が低いため好きになれなかった。ビューファインダーは光学式しか使わないというポリシーまで持っていたが、NEX-7に搭載されているXGA OLED Tru-Finderはその考えを改めさせるのに十分な美しさだった。覗いた瞬間、光学式との違いを全く感じることができなかった。有機ELを使っているだけあって応答速度が速く、色も鮮やかということもあり、素晴らしいものだった。

NEX-7はレスポンスも重視して開発されていて、電子先幕シャッターとメカニカル後幕シャッターの組み合わせによってシャッターのタイムラグを短くすることに成功し、動き回る子供もシャッターをきった瞬間に写すことができるようになった。レリーズタイムラグはNEX-5Nと同じくレンズ交換式カメラとして世界最速の約0.02秒を実現している。書き忘れたが、シャッター音は小さめだが、個人的には好きな音だ。

もう写真の写りなどはどうでもいいと思わせるぐらい、カメラとしてのつくり、デザインなど五感を通して感じさせてくれるものが魅力に溢れている。これから少しずつ使ってレビューを追加していこうと思う。