ソニーが携帯電話事業を手掛けるエリクソンとの合弁会社、ソニー・エリクソンの全株式を買い取ることを発表した。

ソニーとしては、スマートフォン、タブレット、PC、テレビをシームレスに連携させるフォー・スクリーン戦略を推し進めるための戦略的な買収となる。エリクソンとしては、競争の激しいコンシューマー市場から撤退し、通信技術の研究開発に経営資源を集中させることになり、両者の思惑が一致した形となる。

来年1月にも各国で当局に買収が承認される見込み。今後もソニーとエリクソンは通信技術で協力関係を続けていくという。

ソニー・エリクソンという会社のロゴが好きな自分としてはこのロゴがなくなるとしたらちょっと寂しい。SONYというロゴも好きだが、わくわく感を感じるソニー・エリクソンのロゴは残して欲しいと思う。

ソニーはXperiaブランドを手に入れ、更にスマートフォン、タブレット戦略を加速させるものと思われる。最近ではソニー本体がソニータブレットやAndroidウォークマンを開発するなど、ソニーとソニー・エリクソンの位置づけが微妙な雰囲気になっていると感じていた。ソニー・エリクソンにはWindows Phoneなども発売してくれることを密かに期待している。

良い音で音楽を楽しみたい自分としてS-Master MXの搭載されていないXperiaシリーズ、3GもしくはLTEに対応していないAndroidウォークマンは微妙な存在だった。Xperiaにおサイフケータイ、S-Master MXを搭載したスーパースマートフォンを是非にも作って欲しい。それが出ることによって初めてソニーがソニー・エリクソンを買収したことの目に見える成果になると思う。