au Windows Phone 7 IS12T ブラック 新品未使用白ロム
au Windows Phone 7 IS12T ブラック 新品未使用白ロム

Windows Phone IS12Tがやってきた。今回、初めてauショップなどの正規販売店でなく白ロムの新品未使用品を購入してみた。白ロムの良いところは初めから毎月割が適用された後の価格になっているところ。 

Windows Phone IS12Tは世界初のWindows Phone 7.5搭載のスマートフォンとして販売が開始された。このことからも富士通東芝モバイルコミュニケーションズの力の入れようがわかるはずだ。この会社は東芝の携帯電話事業を分離して設立されていて、Windows Mobileのスマートフォンも積極的に開発してきた。その元東芝の開発陣と富士通の開発陣が一緒になって開発したのがWindows Phone IS12Tになる。

この富士通東芝モバイルコミュニケーションズは来年を目途に富士通の完全子会社になることが決まっている。これまで東芝は中国の工場で携帯電話を製造していてそれを引き継いでいたが、2011年7月をもって完全に日本の工場での国内生産に切り替わっている。そのため、このWindows Phone IS12TもMade in Japanになっていてハードウェアの信頼性が向上している。

Regza Phone IS04と比べると一回りほど小さくなっていて液晶も3.7インチのものを搭載している。大きさはちょうどiPhone 4と同じぐらいで持ちやすい。液晶画面も見やすく美しい。気になるタッチパネルもRegza Phone IS04とは比べ物にならないぐらい進化していてフィーリング的にiPhone 4に近くなっている。Galaxy S2のタッチパネルのフィーリングも素晴らしいものがあるが、それと似ているような気がする。

Windows Phone 7.5はMetro UIというタイル状の独特のユーザーインターフェイスを搭載している。そして標準搭載のアプリからMarketplaceにあるアプリまで統一感のあるUIが使われている。この独特のUIはiPhoneでもAndroidでもなくWindows Phoneオリジナルのもので最初は戸惑う部分もあったが、2、3時間使っていると慣れてきてWindows PhoneのUIの素晴らしさに気づいてくる。このMetro UIはお店で動かす程度だとその良さを理解できないと思う。じっくりといじることによってわかってくるものだと思う。

Metro UIはまたグラフィカルな視覚に訴えるUIではなく、昔ながらのテキストを大事にしているUIだと思う。テキストを大事にしているというのは文字が多いということではなく、シンプルかつ少ない文字数でUIを表現している。そして文字が大きいこともあり、小さな文字が見にくい世代にも受けがいいと思った。

Windows Phone IS12Tは全体的に動きも軽く、第2世代Snapdragonの1GHz(Xperia arcやacroと同じ)ながらヌルヌルサクサクを体感できる。Windows Phone 7.5がOSレベルでAndroid 2.3よりも軽いことの証だろう。

10時ぐらいからWindows Phone IS12Tを使っているが、電池の持ちもかなり良い感じだ。バッテリーの持続性についてはいずれ感想を書きたいと思う。

Windows Phone IS12Tの個人レビューで辛口な記載も目にする。その辛口の理由として標準アプリの「マップ」を挙げている人もいるが、それは大きな間違いだと思う。確かに「マップ」は酷い。というか、現状の「マップ」を使う人はいないだろう。だからこそ、標準で「NAVITIME for au」を搭載している。「NAVITIME for au」には現在地表示や地点検索、乗換案内、路線図、時刻表などの機能があり、Google Map以上の部分もある。Google MapsにこだわるのであればgMaps(Proという有料版もあり)というGoogle Mapアプリも存在する。Windows Phone IS12Tのハードウェア、ソフトウェアのポテンシャルという面から評価すると素晴らしいスマートフォンだと思う。