Windows Home Server 2011のデータストレージとしてCorega(コレガ)のCG-HDC4EUS35-WをUSB2.0接続で使用していたが、転送速度に不満を感じるようになってきた。USB2.0接続だと10MB/s程度の転送速度しか出ないためだ。

そこでなんとかeSATAやUSB3.0を使用したいと考えたが、WHS 2011の母体となるdynabook Satellite PXW/59KWにはUSB2.0とPCカードスロットType II(CardBus)のインターフェイスしか付いていない。

PCカードスロットというと、10年以上前からある古いテクノロジーというイメージがあり、データ転送速度も遅いんだろうなと思って念のため調べてみると、意外や意外でUSB2.0よりも転送速度が出る場合があるらしい。

まず最初に調べたのが、PCカードタイプのUSB3.0があればと思って調べたが存在せず。PCカード→ExpressCard48→USB3.0という手も考えたが、いくつもインターフェイスを経由すると転送速度に影響する可能性があるし、ハードウェアやドライバの相性問題に悩まされる可能性もあるのでこれも却下。

PCカード→eSATAで調べてみると、いくつか製品があることがわかった。口コミやレビューを調べて一番信頼性の高いラトックシステムから発売されているeSATA CardBus PCカード REX-CB15Sを購入して試してみた。Windows 64bit OSにも対応しているドライバが標準で添付されていて、付属のCDの「vista」フォルタに入っているインストーラからドライバをインストールできる。ちなみにこのラトックシステムのドライバーにはフィルターと呼ばれるものが含まれていて、リコー製チップを使っているCard Busの相性による転送速度低下を防いでくれる。

Windows Home Server 2011の64ビットOSでもeSATA CardBus PCカード REX-CB15Sは使えるのでここに明記しておく。

CG-HDC4EUS35-WeSATA CardBus PCカード REX-CB15Sを接続した場合の転送速度>

whs2011_esata

Windows Home Server 2011になってまたひとつ快適な点が増えた。