auは2010年夏モデルとして立て続けにスマートフォンを2機種発表し、ISシリーズを立ち上げた。Android 1.6搭載のIS01とWindows Mobile 6.5.3搭載(静電式パネル対応)のIS02だ。

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次期スマートフォンのIS03を予想する時に重要なのは現時点で発表されている情報を考慮することだ。KDDIの事前発表によるとこれまでガラパゴスケータイ特有のおサイフケータイの機能をAndroidに盛り込む予定だという。それ以外にもワンセグ、Ezweb、Cメール、赤外線通信、LISMOなどガラケー特有の機能が盛り込まれ、1台目ケータイに成り得る機能を搭載すると思われる。

シャープ製端末のIS01にはワンセグ、Ezweb、Cメール、赤外線通信、LISMOがすでに盛り込まれている。(または予定)IS01はニッチな市場を狙ったというが、明らかに今後登場するIS03の事前準備を兼ねている端末に思える。

KDDIはauケータイのプラットフォームとしてKCPをキャリアが中心となって推進してきた。キャリアがプラットフォームを共通化することでメーカーの負担を減らし、キャリアの意向が端末に反映されやすい環境を整えてきた。この方針を今後も継続するためにAndroid OSでもKDDIが中心となってau独自のプラットフォームを構築しようとしているのではと推測する。それらの重要な要素となるのが、ガラケーに搭載されていた機能をAndroidアプリにする部分だ。そして、Androidのau独自のUIとしてocean observationsの開発したUIを搭載してきた。

IS03は次世代snapdragonのデュアルコアモデルを搭載し、Android 2.2(Flash対応)、おサイフケータイ、Ezweb、Cメール、ワンセグ、赤外線通信、LISMOを搭載したシャープ製端末になるのではと予測する。DATA01、DATA02、DATA03、DATA04が登場したことでCDMA2000 EV-DO Rev.1.0とWiMAXのデュアルバンド端末になる可能性も否定できない。

これは完全に予想になるが、こんなIS03が登場すればau復活も間違いないのではと思う。はっきり言ってガラケーとスマートフォンの2台持ちというのは全然スマートじゃない。auには「ケータイはやっぱり1台」ということを感じさせてくれるIS03の発表を期待したい。