音楽はモニターライクな音づくりが好きだ。

モニターライクな音づくりは好きだが、低音の表現が薄められた音は好きではない。

モニターライクな音づくりは良く高音から低音までフラットな音という言葉で表現される。

ソニー(SONY)やシュア(SHURE)のモニター用ヘッドホンはこの特徴が当てはまる。

良く言えば自然で解像度が高い音になるが、何故かモニター用となると低音がつまらないぐらい抑えられてしまうことが多い。

低音が良く出るヘッドホンを探すと、いわゆるドンシャリ系のヘッドホンが対象になってくる。

しかし、このドンシャリ系のヘッドホンは中音域が薄くなっているため、長時間聞いているとシャリシャリして疲れたりする。

もうひとつ、ヘッドホンは密閉型とオープン型があるが、自分専用の部屋を持たない人間にとって自宅といえどもオープン型ヘッドホンというのは音漏れが酷いので購入対象にはできない。

外出用はSHURE SE846一択となっているが、家用に新しいヘッドホンが欲しい。

密閉型ヘッドホンで、モニターライクな音づくり、そして、低温もきちんと出ること。

この条件を満たす、ヘッドホンをレビューや口コミサイトなどを読みまくって探した。

そして、SENNHEISER HD8 DJをAmazon.co.jpで購入。

HD8 DJの一部の人たちの悪い評価を事前に把握していた。

・音が全体的に籠ってる。
・高音が出ない。
・低音が出ない。
・ケーブルが長すぎる。
・声が遠い。
など。

人間の評価というのはおもしろいもので、これら悪い評価と真逆の良い評価をしている人たちもいる。

・音の解像度が高い。
・高音が良く出ている。
・質の良い低音が出ている。
・声がリアルに聴こえる。
など。

さすがにケーブルが短くて良いという意見はなかった(笑)

手元に届いて最初に聴いた印象を書いてみる。
ちなみに音楽はロック、ダンスミュージック、JAZZ、J-POP、クラシックなど、幅広く聴いている。

良い点
・ゼンハイザーらしいもっと聴きたくなる音づくり。
・主張し過ぎない質の良い低音が出ている。

悪い点
・高音の金属音などがあまり出ていない。(音が小さい)
・全体的に音が籠ってる気がする。
・音の全体的なバランスが悪い。

悪い点が気になって買ったことを少し早まったような気がしてくる。とりあえず、10時間ぐらい何故かLUNA SEAの全音源を少しボリュームを上げてエージング開始。

朝起きて、もう一度、HD8 DJの音を聴いてみる。

悪い点に挙げていた部分が改善されていた。

・高音の金属音が普通に出るようになっている。
・音の籠りが消えた。
・音がフラットになっている。

最近のMomentum(マイナーチェンジ版)などと比べると音作りが柔らかくなっている。しかし、これがゼンハイザーの音作りだと思うので自分は好きだ。

高音域 ★★★
中音域 ★★★☆
低音域 ★★★
解像度 ★★★


【国内正規品】ゼンハイザー 密閉型ヘッドホン HD8 DJ