日立マクセルからダイナミック型とバランスド・アーマチュア型のツインドライバーを搭載した最上位モデルとなるカナルタイプのイヤホンMXH-DBA700が発売された。(箱には、カナルタイプヘッドホンと記載があるが)
BA型とダイナミック型を組み合わせたハイブリットイヤホンは、まだほとんど製品化されていない。5万円以上もする高級イヤホンの部類になるULTRASONE IQなどしか思い浮かばない。
ダイナミック型といえばゼンハイザーが思い浮かび、バランスド・アーマチュア型といえばSHUREが思い浮かぶ。そのイメージから必然的にMXH-DBA700への期待は大きくなる。日立マクセルのイヤホンはまだ知名度的には低いが、一部のモデルが低価格ながら良い音質を奏でるということで話題になっていたりもして、自分にとっても気になる存在になっていた。
MXH-DBA700の気になる音質だが、一言で表現すると、溢れる重低音と美しい高音が魅力だ。SHURE SE535LTDがお気に入りNo.1のイヤホンなので、それと比較すると、低音については明らかにMXH-DBA700の方が勝っている。ダイナミック型の成せる技だろう。高音についてはSE535LTDの方が解像度が高く、バランスが取れているが、MXH-DBA700もそれほど負けていない。ドンシャリと言われれば低音が強く、その傾向があるが、音の解像度は高く、音のごまかしは感じない。全体的に解像度が高いのは採用されている高磁力ネオジウムマグネットのドライバーのお蔭だろう。同じドライバーのまま低音を少し抑えることができれば優秀なモニターライクのイヤホンになりそうだ。
外見は、ハウジングに高剛性アルミニウムを使用していることもあり、高級感がある。また、ケーブルはフラットケーブルとなっているので耐久性と絡み防止に貢献している。
1万円を切る価格でこれほどの音が出せるイヤホンが出てくると、高級イヤホンの立場も危うくなってくる。全体的に高級イヤホンの価格が下がってきているのは、音の違いで1万円前後のものと差別化を図るのが難しくなっていることも影響しているのかもしれない。
今年、間違いなく、買いなイヤホンのひとつだろう。
ウルトラゾーン マイク&コントローラー搭載ハイブリッド密閉型カナルイヤホンULTRASONE IQ IQ(ウルトラゾ-ン)
maxell 「ハイブリッドツインドライバ」搭載 カナル型イヤホン ブラック MXH-DBA700-BK
BA型とダイナミック型を組み合わせたハイブリットイヤホンは、まだほとんど製品化されていない。5万円以上もする高級イヤホンの部類になるULTRASONE IQなどしか思い浮かばない。
ダイナミック型といえばゼンハイザーが思い浮かび、バランスド・アーマチュア型といえばSHUREが思い浮かぶ。そのイメージから必然的にMXH-DBA700への期待は大きくなる。日立マクセルのイヤホンはまだ知名度的には低いが、一部のモデルが低価格ながら良い音質を奏でるということで話題になっていたりもして、自分にとっても気になる存在になっていた。
MXH-DBA700の気になる音質だが、一言で表現すると、溢れる重低音と美しい高音が魅力だ。SHURE SE535LTDがお気に入りNo.1のイヤホンなので、それと比較すると、低音については明らかにMXH-DBA700の方が勝っている。ダイナミック型の成せる技だろう。高音についてはSE535LTDの方が解像度が高く、バランスが取れているが、MXH-DBA700もそれほど負けていない。ドンシャリと言われれば低音が強く、その傾向があるが、音の解像度は高く、音のごまかしは感じない。全体的に解像度が高いのは採用されている高磁力ネオジウムマグネットのドライバーのお蔭だろう。同じドライバーのまま低音を少し抑えることができれば優秀なモニターライクのイヤホンになりそうだ。
外見は、ハウジングに高剛性アルミニウムを使用していることもあり、高級感がある。また、ケーブルはフラットケーブルとなっているので耐久性と絡み防止に貢献している。
1万円を切る価格でこれほどの音が出せるイヤホンが出てくると、高級イヤホンの立場も危うくなってくる。全体的に高級イヤホンの価格が下がってきているのは、音の違いで1万円前後のものと差別化を図るのが難しくなっていることも影響しているのかもしれない。
今年、間違いなく、買いなイヤホンのひとつだろう。
ウルトラゾーン マイク&コントローラー搭載ハイブリッド密閉型カナルイヤホンULTRASONE IQ IQ(ウルトラゾ-ン)
maxell 「ハイブリッドツインドライバ」搭載 カナル型イヤホン ブラック MXH-DBA700-BK