・ソニー・エリクソン(ソニーと外資系企業エリクソンの合弁)
・シャープ
・パナソニック
・NECカシオ(NEC、カシオ計算機、日立製作所の合弁)
・富士通
・富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(東芝が富士通に譲渡)
・京セラ (三洋電機の携帯電話事業を吸収)
今年になって日本メーカーからもAndroid搭載のスマートフォンが発売されるようになってきた。
そこでこれまでのフィーチャーフォン(いわゆるガラパゴスケータイ)とAndroidは技術基盤が全く違うのでこれまでのように携帯電話会社でそのケータイの良し悪しを把握することが難しい。
ちょっと難しい話になるが、これまでの携帯電話のソフトウェア開発というと、いわゆる組込系を専門とする技術者が携わっていた。それがAndroidになるともちろんハードウェア制御で組込系の技術者も必要になるが、それよりもAndroid上で動作するアプリケーションを開発するオープン系技術者の方が重要になってきた。
例えば、例に出すと、富士通東芝モバイルコミュニケーションズのRegza Phone IS04の不満点のひとつ、メールアプリがしょぼいというのはこのオープン系技術者の力量不足が大きい。実際には東芝富士通ではなくアプリックスという会社が作っているのだが。。。
だからこれまで良い携帯電話を作っていた会社が良いAndroidスマートフォンを作れるかというとそれは未知数になる。
・ソニー・エリクソン(ソニーと外資系企業エリクソンの合弁) → A(Xperia X10からの実績)
・シャープ → A(IS01やLYNXなど古くからAndroidに参入)
・パナソニック → C(おサイフケータイ未搭載)
・NECカシオ(NEC、カシオ計算機、日立製作所の合弁) → B(MEDIASで実績あり)
・富士通 → B-(ドコモ夏モデルに期待、未知数)
・富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(東芝が富士通に譲渡) → B(Windows Mobileに強かったがAndroidでは技術レベルの低さを露呈)
・京セラ (三洋電機の携帯電話事業を吸収) → B(米国で発売済み)
海外だと、Samsung、Motolora Mobility、htc、ZTE、Pantec、Huaweiなどがあり、Samsung、Motolora Mobility、htcはAクラス、もしくはSクラスの技術力を誇る。
ソニー・エリクソンを除くと、やはりシャープの技術力が高い。Windows Mobileなどのスマートフォンの実績もあり、比較的に容易にAndroidに移行できたのではないかと思われる。
まだAndroidスマートフォンの開発は始まったばかりなのでここ数年、いや数か月で大きくメーカーの技術力も変わってくると思われる。