KIZASHI

ガジェット好きのITコンサルタントの気まぐれブログ。
ノートパソコンはLet's note、スマホはXperiaとiPhone、Windows Phoneが好き。音楽好きでイヤホン、ヘッドホンなどの音響機器も大好き。何気にアナログな雑貨、バッグ、ステーショナリーも大好きです。特に本革レザー大好き。ダニエル&ボブや土屋鞄などもお気に入り。

Xperia 1 IIIのカメラ、オーディオが素晴らしい

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
ソニーのXperia 1 IIIを購入したので簡単にレビューしたい。

Xperiaシリーズは初代モデルから愛用していて毎年のように買い替えている。今回はXperia 1 IIから機種変更して手に入れた。

正直、Xperia 1 IIでもある程度、完成形ではないかと思っていたが、わずかに残っていた不満な部分が大きく改善された。

Xperia 1 IIIではこれまで一部他社製だった3つのカメラがすべてソニー製になった。ソニー製になったことでどのレンズも動作やAFがスムーズになり、画質も向上している。特に望遠側の70mmと105mmを切り替えられる可変型望遠レンズは素晴らしい。ポートレート撮影などで威力を発揮し、肌の美しい写真が撮れる。これでだけでXperia 1 IIIに機種変更した意味がある。

次に感動したのは3.5mmイヤホンジャックで聴く音楽。Xperia 1 IIIではQUALCOMMの統合チップではなく、外付けのDAC/Ampを採用したことで音質がDAP並みに良くなっている。普段から高級DAPを使っている人間からすると、Xperia 1 IIはイヤホンジャックも使えるようになったレベルの音質で、これならTWSで音楽を聴いた方が音が良いと思えるようなものだった。それがXperia 1 IIIでは歪みのないクリアで解像度の高い音質を実現している。ノイズは皆無でS/N値が高い印象で低音もしっかりと出ている。あまり書きたくないが、ソニーを含め、中国、韓国勢の10万前後ぐらいまでのDAPを駆逐できるぐらいの音質になっている。

ソニーが他社DAC/Ampを使って本気を出すとここまで音が良くなるのかと驚いた。話は逸れるが、WM1Aの後継となる次期ウォークマンに対しても期待が持てそうだ。WM1Zを超えるAndroidウォークマンの登場を期待している。

話を元に戻すが、カメラとオーディオ、この2点の進化でXperia 1 IIIは非常に満足度の高いスマートフォンになっている。久しぶりにXperiaを購入してわくわくが止まらない。










Ultimate Ears UE18+Pro カスタムIEMのレビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
踏み入れてはいけないところに踏み入れてしまったかもしれない。3月に入ってから注文していたUltimate EarsのカスタムIEM UE18+Proが手元に届いてしまった。自分にとっては初のカスタムIEMで期待と不安の混じる中での到着となった。 

UE18+Proのユニバーサルタイプのモデルは持っているので、どんな音なのかというのは理解して上で購入しているが、フィット感が悪く、リフィットになるリスクがあるとカスタムIEM使用者のレビューを見ていたので心配でたまらなかった。

手にしたUE18+Proを恐る恐る少しねじりながら耳に入れてみると、意外と簡単にぴったりと入った。この外部音の遮断感はユニバーサルタイプのイヤホンでは到達できない感じだ。これがカスタムIEMの自分の耳にぴったり合う感じかと驚かされた。インプレッションの取る時の不快感のようなものは全く感じさせないし、痛みや不快な圧迫感も一切ない。これを一度知ってしまったらユニバーサルタイプでは本気で音楽を聴けなくなるかもしれないと思った。

今回、カスタムIEMを作るにあたり、インプレッションは何も噛まずに口を閉じて行った。当初はバイトブロックを噛んで行おうと考えていたが、インプレッションを取る担当者と会話していく中で口を閉じて取ることを勧められ、それを信じて行ったが正解だった。

気になる音質だが、UE18+Proのユニバーサルタイプと全然違う。一段階、いや、二段階ぐらい音が良くなっている。ユニバーサルタイプよりもカスタムIEMのUE18+Proの方が音の抜けが良くなり、音場が広く、音のクリアさに驚かされた。そして、これは意外だったが低音が若干抑えられ、全体的にバランスの取れた音になっている。カスタムIEMとして作ったモデルをユニバーサルタイプに変更し、イヤーピースで聴けるようにしても、人ぞれぞれの耳の形に合った状態で音質がチューニングされているカスタムIEMと同じな音にならないことを実感させられた。

カスタムIEMの満足度は高いと聞いていたので、イヤホンスパイラルを終わらせてくれるかと思ったが、それは新しいステージの幕開けなのかもしれない。JH AUDIOのLaylaやRoxanneをカスタムIEMで聴いてみたいという欲求が生まれてしまった。

高音域 ★★★
中音域 ★★★
低音域 ★★★
解像度 ★★★





Fischer Ampsのイヤホン、FRENZYを聴く

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
変わり種のイヤホンを聴きたくなり、ドイツのオーディオメーカーFisher Ampsのイヤホンを購入してみた。こういうものはフラッグシップモデルに限るので、RHAPSODYシリーズのSYMPHONIEとFRENZYで悩み、熱狂という意味を持つFRENZYを購入することにした。

Fisher Ampsというメーカーは日本では知名度が低いが、ドイツ製(Made in Germany)というこだわりのイヤホンを作っている。

Fisher Ampsのイヤホンの特徴は、カスタムIEMのような形状のデザインにある。Ultimate EarsのカスタムIEMのようで写真で見ると大きそうだが、実際はコンパクトで驚かされる。装着感も抜群でSHUREのイヤホン以上に外部の音の遮断性も高い。

FRENZYは3wayの4BAドライバーを搭載したイヤホンとなっている。熱狂というネーミングから刺激的な音作りなのではと想像が膨らむが、実際にその音を聴いてみると刺さりのない柔らかい音なので驚かされる。BAらしく透明感のある音で、独特の音像を作り出している。特にボーカルは前面に出てきて、楽器がその横や後ろで鳴っているのが良くわかる定位を作り出している。

ケーブルはカスタムIEM用の2pinのコネクタに対応しているので、ケーブル次第ではバランス接続なども可能だ。 

高音域 ★★★
中音域 ★★★
低音域 ★★★
解像度 ★★★


Fischer Amps FRENZY<フレンジー> Black 高音質カナル型イヤホン(イヤフォン)【送料無料】



ONKYO DP-CMX1 GRANBEATのレビュー(音質編)

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
オンキヨーのDAPと云えば、DP-X1から始まり、DP-X1Aと進化を続けている。そして、満を持して登場したのがスマートフォンとDAPの融合を実現したDP-CMX1 GRANBEATだ。

DP-X1は、ESS社のDAC「ES9018K2M」とアンプ「SABRE 9601K」をそれぞれ2基積み、贅沢なデュアル構成で登場し、クリアで美しい音質は多くのユーザーを虜にした。

しかし、製品の品質という面では課題もあり、3.5mmプラグが緩いという問題がネットで話題になったりした。自分自身も3.5mmプラグが緩くなるという不具合(2回修理)と修理から戻ってきたら片側のチャンネルの音が出ないという不具合(1回修理)が続き、ひとつの製品で3回も修理に出すという貴重な経験をさせてもらった。

DP-X1は、音がクリアで美しいが、低音が弱いという欠点もあった。特にソニーのウォークマンNW-ZX2やNW-WM1Zと比べると低音が弱く、BA型イヤホンなどだと低音に物足りなさを感じたりしたのも事実だ。

オンキヨー自身もDP-X1は低音が弱いという欠点を認識し、大容量コンデンザを積み、低音の改善を図ったモデルとしてDP-X1Aが登場した。DP-X1Aにはとても期待をしていたが、低音の改善は全く見られなかった。 DP-X1Aはエージングも試したが、結局、手持ちのDP-X1と低音を比較すると、ほとんど変わらないか、まだDP-X1の方がエージングで低音が強いという結果になってしまった。

そんなDP-X1Aに裏切られ、絶望を感じている中でオンキヨーからスマートフォンとDAPを融合した新しいモデルが発表させるというのを知った。音質はDP-X1Aと同等か、それ以上という謳い文句に釣られ、予約をしてDP-CMX1 GRANBEATを購入した。

DP-CMX1は、デュアル構成のDACが「ES9018C2M」に変更され、アンプは変わらずデュアル構成の「SABRE 9601K」で登場した。「ES9018C2M」と「ES9018K2M」は姉妹モデルのようだが、具体的に何が異なるのかはESS社のホームページを見ても良くわからなかった。

DP-CMX1はDP-X1やDP-X1Aと比べ、手に持つと随分とスマートになったことがわかる。スマホらしく縦長になり、握り心地も良い。スマートになったということはそれだけ基盤の入るスペースが減ることを意味し、ただでさえスマートフォンの機能も加わったのでオーディオとしての部品は音質よりも小型化を優先したものになったのではないかと悪い予想をしていた。

それがDP-CMX1 GRANBEATの音を聴いて驚かされた。DP-X1やDP-X1Aで到達した静寂の中の美しいクリアな音質はそのままに低音が強化されている。良い意味で予想を裏切られた。クール系な音を奏でるDAPとして完成形に違い。

結構、DP-CMX1の音が気に入ってしまい、もしかすると、NW-WM1Zも存在意義がなくなってしまうかもしれないと危機感を抱いたが、それは杞憂だった。

NW-WM1Zと比較をしてしまうと、音の解像度や音のアコースティックな響きでDP-CMX1は完全に負けている。値段を考えれば当然なのだが、手軽に良い音が持ち運べることを考えるとDP-CMX1 GRANBEATは必要十分だと言える。

スマートフォンはXperiaとiPhoneがあるので、GRANBEATはあくまで音楽用スマートフォンとして運用していこうと思う。ちょうどSIMカードも余っていたので。 


ONKYO デジタルオーディオプレイヤー GRANBEAT SIMフリースマートフォン機能付き ハイレゾ対応 DP-CMX1(B)



ソングバードインイヤーモニターHIFIMAN RE600 V2のレビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック
HIFIMAN(ハイファイマン)のユニバーサルイヤホンのフラッグシップモデルRE600 V2を購入したのでレビューしてみる。

これまで自分自身はHIFIMANというブランドには全く馴染みがなかった。平面駆動型ドライバーを搭載した高級ヘッドホンやDAPで根強いファンを持っている中国のメーカーらしい。

色々なイヤホンのレビューを読んでいるとたまにHIFIMANのイヤホンが比較対象として出てくる。だいたいそういう時はゼンハイザーの名機IE800と比べられている。それほどのイヤホンが3万円以下で購入できるのならと思い、早速、イーイヤホンで手に入れてみた。

HIFIMAN RE600 V2は、ケーブルが交換できず、標準ケーブルが3.5mmの4極バランスケーブルになっている。ソニーのグランド分離ケーブルなどと同じタイプのもので、通常の3.5mm3極プラグへの変換ケーブルも付属している。

NW-WM1ZもZX-2と同様に3.5mmコネクタはグランド分離接続に対応しているので早速試してみた。(RE600は50時間エイジング済み)

HIFIMAN RE600 V2は、8.5mmのダイナミック型ドライバーを搭載したイヤホンだが、その澄んだ音に驚かされた。ソングバードインイヤーモニターと謳われるだけあって、音はクリアでIE800と同等か、それ以上に澄んだ音色を奏でてくれる。

特に高音域から中音域にかけては美しく、解像度もバランスド・アーマチュア・ドライバーを搭載したイヤホンかと錯覚するぐらい鋭く、音の柔らかさは全くない。その高音域と中音域に埋もれることなく、低音もダイナミック型らしく上質な音を聴かせてくれる。ダイナミック型イヤホンというと、どうしてもその売りである低音を強調したものが多いが、RE600 V2は全く低音を主張せず、モニターライクに仕上げている。IE800から音の柔らかさと低音の強さを取ったのがRE600と言うとわかりやすいかもしれない。別の言い方をすると、AKG的な音作りに近いように感じている。

J-POP、ロック、EDM、HIP HOP、JAZZあたりを好んで聴くが、どのジャンルも卒なくこなす。モニターライクでフラットなのにつまらなくない不思議な魅力のあるイヤホン、それがHIFIMAN RE600 V2だ。

高音域 ★★★
中音域 ★★★
低音域 ★★★
解像度 ★★★





記事検索
ソニーストア
NEC Direct(NECダイレクト)LAVIE Direct HZ
twitter
QRコード
QRコード